リグ試行錯誤中。
リグ3バージョン目。
大きく変更した点
・ベースリグは、Bipedから、CATに変更して、またBipedにもどりました。
・コントローラーとリグを直接つなげる(間に別のパラメーターを挟むと極端に重くなった)
・フェイシャルリグもまるっと作り直し
・オーバーパース用の手足拡大リグの追加
・手のポーズはBipedを使わずに専用のリグを用意
少ない手数で、80点くらいのデフォームを行い、より細かい制御もできる。
といった、階層型のリグを目指しています。
フェイシャルリグの修正:カメラ方向による顔の変形の自動化
前回の年賀ムービーを経て、フェイシャルリグの修正中です。
今回は、カメラ方向による顔の変形リグについて。
顔を捉えるカメラの方向によって、目や口の位置をずらしたり変形させて、
立体(3D)としての嘘をつくことで、2Dのような絵に寄せていました。
ですが、ポーズごとに、実際にその変形を加えていくのは、なかなかしんどい為、
ある程度自動化できないかと思って、つくってみました。
構造は、たいしたものではありませんが、カメラにルックアットしているボーンの角度変化を利用して、FFDにスキンモーフをかけて、ジオメトリにあてています。
その結果がこちらです。
2016年_年賀ムービー
昨年に引き続き、今年もお正月弾丸アニメ制作を行いました。
制作期間は1/2~1/4の三日間(モデルは昨年のうちに用意してありました)。
以前から、研究開発していた、リグのテストでもありました。
今後の課題
■コントローラーをもう少し整理して、扱いやすいフェイシャルリグを組む
■顔のカメラの角度対応ある程度自動化させる
■アニメーション時、手足の先まで、気を使えるようにする
■カメラが動く際でも、軌道(軌跡)を綺麗に描く方法の模索
■スカートや髪の揺れ物を制御するリグの開発
■来年はスケジュールをしっかり管理して、帰省する前に完成させるべし!
新年明けましておめでとうございます。
新年明けましておめでとうございます。
まる2年ほどブログを放置していたこともありまして、新規一転、リニューアルすることにしました。
この2年間の間に、Tooさんの主催するイベント「あにつく」が定着してしまったこともあって、タイトルを「アニつく!」から「アニつく改!!」と改めました。
また私も、約3年半お世話になったアニメ会社を退職し、次のステップに進むべく、いろいろ動き始めたところでございます。
このブログでは、アニメづくりの過程や、それに必要な様々なノウハウを、備忘録がてら、徒然と記していければと思います。
今後ともよろしくお願い致します。